2014年度版SEO対策の考え方
SEO対策は、年度によって、月によって、場合によっては日によって、内容が変わってきます。
この記事を書いているのは、2014年6月ですが、今現在のSEO対策についての根本的な考え方を記載します。なお、SEO対策のテクニックについても多少は記述しますが、テクニック的なものよりもそもそもの考え方に重点を置いたものになります。
とにかくコンテンツ
従来より言われていたことですが、ここ最近は特に「コンテンツ重視」がSEO対策の基本になっています。
「ニーズのあるいいコンテンツを作れば自然とリンクが貼られ自然とアクセスが増える。結果としてそれが一番のSEO対策になる」という考え方です。
意図した外部リンク対策は目をつけられる
反対に、1年少し前までは主流であった「SEO業者にリンクを貼ってもらう外部リンク対策」は、「意図したリンク」としてGoogleがそのリンクの効果を小さく、もしくは無くすようになりました。ひどい場合は、逆にスパム扱いされ、検索順位が圏外になったり極端に落ちたりします。SEO目的の購入したリンクは危険です。
いいコンテンツとは?
いいコンテンツとは、「第三者が興味があるコンテンツ」です。当然のことと思われるかも知れませんが、WEB上には誰にも興味を持たれないであろうSEO対策の為だけに作られたどうでもいいコンテンツが氾濫しています。Googleにとっては、そのようなコンテンツは悪です。そのようなコンテンツが検索結果画面に表示されるのは、検索システムの品質低下と思われ、ひいてはGoogleのユーザー離れに繋がる恐れがあるからです。
その為、たとえニッチな分野であったとしても、誰かの心に刺さり、他の誰かにも伝えたいという思いを持ってリンクを貼ってもらえるような有益なコンテンツを作る必要があります。事業をしているのであれば、もちろん事業内容に関連したコンテンツにするべきです。自らの事業にしている分野であれば、今までの知識や経験から、対象顧客が困っていること・知りたいことも想定でき、文章も書きやすいはずです。
コンテンツを作る際の注意事項
何点か注意事項があります。文章を書く際は下記項目を必ず守ってください。
- 他のホームページやブログ、SNS等で公開されていないオリジナル文章で作る・・・他のホームページからコピペで作ったようなコピー文章は、低質なコンテンツと見做されスパム扱いされます。自らのホームページで既に公開しているコンテンツを自分が所属する団体のホームページでも公開するような際は、視点を変える等して文章を作り変えてください。
- 500文字以上の文字量にする・・・文字量が少ないページは同じく低質なコンテンツとしてスパム扱いされます。なお、500文字というのは目安でページによっては400文字程度でも大丈夫です。概ね500文字以上にしてください。
- テーマを絞る・・・ひとつのホームページ内で様々なテーマを扱うのは、主題がぶれ、検索エンジンに(人にとっても)何がメインのホームページであるのか分からなくなります。テーマはサイト全体テーマ・カテゴリテーマ・ページ毎テーマ程度に決めた上で文章作りましょう。
(オートバイ販売サイトの例:サイト全体テーマがオートバイ、カテゴリテーマが輸入バイク、ページテーマがドゥカティ、等) - ターゲットキーワードを含める・・・ページテーマを決めたら(上記の例ではドゥカティ)、そのキーワードを文中に適度に含めるようにします。文中にそのキーワードがあることによって、検索エンジンにそのサイトのテーマを知らせることができます。また、ページタイトル(htmlではtitleタグで記述するもの)の先頭には必ずターゲットキーワードを入れてください。タイトルの中でも後ろの方に記述するよりも前の方が効果的です。
- 書き過ぎない・・・SEOを意識して文章を書いていると、不自然にターゲットキーワードを過剰に書きすぎるということが起こりやすくなります。あまりに多く書きすぎるとスパム扱いされるので、自然な文量で配置するようにしてください。
アクセスがあることが重要
また、昨今の検索エンジンはアクセスが多いホームページを上位表示する傾向があります。「アクセスが多い=良質なホームページ」という考え方です。これはブランド力のある大手サイトが有利である、ということにもなります。ブランド名での検索数が一定数ありますし、一般的にはページ数が多い為、検索エンジンにもヒットしやすい為です。
中小企業者のホームページで取るべき戦略は、何らかの分野に特化した「専門サイト」にし、「専門分野を徹底的に掘り下げたコンテンツ作り」を心がけるべきです。そうすることによって、母数は少なくともリンクを貼ってもらえ、SNS等でも話題になる可能性があり、それがアクセス増に繋がります。
なお、他者のホームページから貼ってもらう外部リンクについても、アクセスの多いホームページからリンクを貼ってもらうのが効果的です。逆にほとんどアクセスのないホームページからリンクを貼ってもあまり意味がありません。
まとめ
SEO対策として「こうした方がいい」と言われているものは多数ありますが、前述した各事項を守り、兎にも角にも「良質なコンテンツ作り」を継続していくのが一番のSEO対策です。コツコツと取り組む必要がある地味な作業ですが、一度作成したコンテンツは半永久的に見込み客を連れてきてくれる優秀な営業マンになる可能性がありますので、諦めずに取り組んでいきましょう。
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